こんにちは、てどりんです。

このブログでは「インデックス投資がいい」「民間の医療保険はいらない」「債券は買わない」といったことを書いてきました。

でも、その考えは私が思いついたものではありません。 ほとんどが本から学んだことです。

この記事では、実際に読んだ10冊と、どれから読めばいいかをまとめます。

ブログに書いてきたことの「出どころ」だと思ってもらえればと思います。

まず結論:この順番で読めば十分です

10冊いきなり並べても迷うと思うので、読む順番から書きます。

段階 読む本 目的
1冊目 本当の自由を手に入れる お金の大学 全体像をつかむ
2冊目 貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 実際に手を動かす
3冊目 経済評論家の父から息子への手紙 考え方の軸を作る
4冊目以降 好きなところから 深めたい分野へ

正直、1冊目と2冊目だけでも十分に始められます。 残りは「もっと知りたくなったら」で構いません。


【基礎】まず全体像をつかむ2冊

① 本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長/朝日新聞出版)

いちばん最初に読むならこれです。

※ 2020年6月刊。2024年11月に改訂版が出ています。これから買うなら改訂版のほうが、新NISAなど最近の制度に合っています。

貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う——お金にまつわる5つの力が網羅的にまとまっています。

私はこの本を辞書のように使っています。 一度読んで終わりではなく、定期的に見直す本です。何か迷ったときに該当ページを開くと、だいたい答えが書いてあります。

このブログで書いた固定費の見直しや生活防衛費の考え方は、ここが出発点です。

② 漫画 お金の大冒険 黄金のライオンと5つの力(両@リベ大学長/ダイヤモンド社)

同じ著者による漫画の書き下ろしです。「お金の大学」の漫画版というより、同じ5つの力を物語で描いた別の本です。

私は「お金の大学」を復習するつもりで読みました。 一度学んだ内容を、物語として読み直すと定着します。

活字が苦手な方や、お子さんと一緒に読むにはこちらのほうが向いていると思います。


【実践】手を動かすための1冊

③ 貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!(大河内薫・若林杏樹/サンクチュアリ出版)

タイトルが長いのですが、「お金のお守り本」という通称で呼ばれている本です。私もその名前で覚えていました。

「わかったけど、で、何をすればいいの?」を埋めてくれる本です。

NISAやiDeCo、ふるさと納税、保険の見直しまで、具体的なやり方が漫画で書かれていて、初心者向けにかなり噛み砕かれています。

※ 2021年9月刊なので、NISAの説明は当時の「つみたてNISA」が前提です。2024年から始まった新NISAとは金額や期間が違うので、そこは読み替えが必要です。NISAの始め方に現在の制度をまとめています。

私がNISA口座を開設したり、iDeCoを検討したときに、手元に置いていた本です。

1冊目で「何をすべきか」を知り、2冊目で「どうやるか」を知る。 この順番がスムーズでした。


【考え方】軸を作る2冊

④ 経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて(山崎元/Gakken)

ほったらかし投資と、保険の考え方について書かれています。

著者が息子に宛てた手紙という形式なので、押しつけがましくありません。それでいて言い切るところは言い切るのが気持ちいい本です。

なぜ債券に投資しないのかや医療保険はいらない?という記事の考え方は、この本の影響が大きいです。

⑤ この保険、解約してもいいですか?(後田亨/日経BP)

保険について、これ1冊で足ります。

保険の仕組みと業界のやり方が、対話形式で説明されています。「保険は入るべきか」ではなく「なぜそう売られているか」から入るので、納得感がありました。

医療保険はいらない?を書いたとき、判断の裏づけにした本です。公的保障がどれだけ手厚いかを知ってから民間保険を見ると、見え方が変わります。

(公的保障の中身は働けなくなったら?にまとめました)


【インデックス投資】なぜこれでいいのかを知る3冊

⑥ ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理(バートン・マルキール/日本経済新聞出版)

インデックス投資の古典です。分厚いですが、読む価値があります。

※ 版を重ねている本で、現在の最新は「原著第13版」です。買うときは版の数字を確認してください。

私がこの本から学んだのは、投資リターンは年ごとに大きくブレるということでした。

「年利7%」という数字は何十年もならした平均であって、毎年7%ずつ増えるわけではない——年利7%を鵜呑みにしないという記事は、ここから生まれました。

⑦ 敗者のゲーム(チャールズ・エリス/日本経済新聞出版)

「勝とうとしないほうが勝てる」という考え方の本です。

※ こちらも版を重ねていて、現在の最新は「原著第8版」です。

私が特に影響を受けたのは債券についての指摘でした。債券はリターンを下げる。そして会社員や年金がある人は、そもそも債券的な安定収入をすでに持っている——だから追加で債券を持つ必要は薄い、という考え方です。

これがなぜ債券に投資しないのかの根拠です。

⑧ JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則(ニック・マジューリ/ダイヤモンド社)

タイトルがすべてです。ただ買い続けろ。

インデックス投資を「続ける」ことの難しさと大切さを扱った本で、データで裏づけていくスタイルです。

「下がるのを待って現金で持っておく」より、入ったお金をそのつど投資に回したほうが、結果的に増える——この本のデータを見て、私は現金を寝かせないことにしました。

「安くなったら買おう」で失敗した話や暴落が来ても売らないは、この本の考え方に近いです。


【応用】もう一歩先へ2冊

⑨ THE WEALTH LADDER 富の階段 資産レベルが上がり続けるシンプルな戦略(ニック・マジューリ/ダイヤモンド社)

⑧と同じ著者の本です。⑧が「どう買うか」の本だったのに対し、こちらは「そもそもどこを目指すか」の本です。

面白かったのは、資産のレベルによって、取るべき戦略が変わるという視点でした。資産が少ないうちと、ある程度たまってからでは、やるべきことが違う——言われてみれば当たり前ですが、意識していませんでした。

FIRE目標金額の計算を考えるときの参考になります。

⑩ 知識も時間もないですが、新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです(投資塾ゆう/KADOKAWA)

「-5%ルール投資法」という手法が紹介されています。

前週の終値から5%以上下がったら買う、という考え方です。初心者向けの解説に加えて、ほったらかしより一歩踏み込みたい人向けの内容になっています。

私はこの手法を、参考程度にとどめています。

基本方針は、ここまで紹介した他の本に従ってフルインベストメントです。現金を待機させず、入ったお金はそのつど投資に回す——という考え方です。

理由は⑧のJUST KEEP BUYINGにあるとおりで、下がるのを待って現金で持っている間も、市場は上がり続けることが多いからです。実際、私は「安くなったら買おう」で失敗しています。

とはいえ「こういう考え方もある」と知っておくのは無駄ではありません。 読んだうえでフルインベストメントを選んでいるのと、知らずに積み立てているのとでは、続けやすさが違います。


読んでみて、いちばん変わったこと

10冊読んで気づいたのは、結論がほとんど同じだということでした。

共通していたこと
まず固定費を下げる
インデックスファンドを積み立てる
タイミングを待たず、入ったお金はそのつど投資に回す
売らずに続ける
民間の保険は最小限でいい

著者も立場も違うのに、行き着く先はほぼ一緒です。

「じゃあ、それでいいんだな」と思えたことが、いちばんの収穫でした。

投資を始める前は「もっとうまいやり方があるのでは」と探し続けていました。本を読んでからは、探すのをやめられたのが大きいです。

まとめ

段階 本(略称)
基礎 お金の大学/漫画 お金の大冒険
実践 貯金すらまともにできていませんが〜(通称:お金のお守り本)
考え方 父から息子への手紙/この保険、解約してもいいですか?
インデックス投資 ランダム・ウォーカー/敗者のゲーム/JUST KEEP BUYING
応用 富の階段/新NISAでほったらかし投資より〜

繰り返しになりますが、最初の2冊で十分に始められます。

10冊の書籍情報(正式名称)

本文では略して書いているものがあるので、正式なタイトルをまとめておきます。書店や図書館で探すときに使ってください。

# 正式タイトル 著者 出版社
① 本当の自由を手に入れる お金の大学(改訂版あり) 両@リベ大学長 朝日新聞出版 Amazonで見る
② 漫画 お金の大冒険 黄金のライオンと5つの力 両@リベ大学長 ダイヤモンド社 Amazonで見る
③ 貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 大河内薫・若林杏樹 サンクチュアリ出版 Amazonで見る
④ 経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて 山崎元 Gakken Amazonで見る
⑤ この保険、解約してもいいですか? 後田亨 日経BP Amazonで見る
⑥ ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理 バートン・マルキール 日本経済新聞出版 Amazonで見る
⑦ 敗者のゲーム チャールズ・エリス 日本経済新聞出版 Amazonで見る
⑧ JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則 ニック・マジューリ ダイヤモンド社 Amazonで見る
⑨ THE WEALTH LADDER 富の階段 資産レベルが上がり続けるシンプルな戦略 ニック・マジューリ ダイヤモンド社 Amazonで見る
⑩ 知識も時間もないですが、新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです 投資塾ゆう KADOKAWA Amazonで見る

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※ ⑥⑦は版を重ねている本です(2026年8月時点で⑥は原著第13版、⑦は原著第8版)。①は2024年11月に改訂版が出ています。

10冊読んでも、やることは「固定費を下げて、インデックスを積み立てて、売らない」だけでした。

本を読む目的は、新しい手法を探すことではなく、いまやっていることに自信を持つことだと思っています。

迷ったときに戻れる場所があると、続けやすくなります。

関連記事:

本を読んで方針が決まったら、あとは口座を開いて積み立てるだけです。

一緒に少しずつ学んでいきましょう!


てどりん
てどりんひとこと 10冊読んで結論がほぼ同じだったのは、拍子抜けすると同時に安心でもありました。新しい手法を探すより、同じことを続けるほうが難しいのだと思います。まずは1冊目からどうぞ。

※この記事は個人の感想です。書籍の内容の解釈も私個人のものであり、著者の意図と異なる場合があります。投資には元本割れのリスクがあります。特定の書籍や金融商品の購入を推奨するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。