こんにちは、てどりんです。
暴落は「いつか来る」ではなく「必ず来る」
投資を続けていれば、株価の暴落は必ず経験します。
リーマンショック、コロナショック、利上げによる急落。過去を振り返ると、数年に一度は大きな下落が起きています。
大事なのは「暴落が来ないことを祈る」ことではなく、来たときに慌てないための準備をしておくことです。
この記事では、暴落前にやっておくべき準備と、暴落中の行動指針をまとめます。
実際に私がマイナスを経験したときの話は値動きに慣れるまでの体験談に書いていますが、今回は考え方と準備に絞ってお伝えします。
そもそもインデックス投資は「暴落を受け入れる」投資手法
まず大前提として知っておいてほしいことがあります。
インデックス投資とは、暴落をすべて受け入れる代わりに、上昇も取り逃がさない投資手法です。
市場に居続けることで、長期的に市場参加者の平均リターンを取り続ける。その結果、アクティブファンドの7割以上より良い投資成績を残せる。これがインデックス投資の強みです。
つまり、暴落を回避しようとした時点で、インデックス投資の仕組みから外れてしまいます。
「下がりそうだから売って、底で買い戻そう」という考えは、プロのファンドマネージャーでさえ長期では成功できていません。タイミングを読んで売買するのは、インデックス投資ではなく別の投資手法です。
暴落が来たら、甘んじてすべて受け入れる。 これがインデックス投資家としての正しい姿勢です。
私自身、最初は頭で理解しているだけでした。でも本やデータで「長期ではアクティブの7割以上に勝つ」という事実を何度も確認し、さらに2022年の利上げ局面などいくつかの下落を実際に経験して「いずれ戻る」と体で覚えました。
最近の暴落は回復が早い傾向がありますが、過去のデータを見れば回復に5年以上かかったケースもあります。それでも「5年くらい待てば戻ってくる可能性が高い」と思えるなら、暴落を受け入れる準備はできています。逆に「5年も待てない」と感じるなら、投資額を見直したほうがいいかもしれません。
知識と経験の両方があって初めて、暴落を受け入れる覚悟ができると思います。
暴落前に準備しておく3つのこと
①生活防衛費を確保しておく
暴落時に一番危険なのは、生活費が足りなくて投資を取り崩さざるを得ない状況です。
生活防衛費(生活費の3〜6ヶ月分)が手元にあれば、相場がどうなっても生活は守れます。「投資は余裕資金で」という鉄則は、暴落時にこそ効いてきます。
生活防衛費の目安と貯め方はこちらにまとめています。
②自分のリスク許容度を把握しておく
「いくらまでのマイナスなら耐えられるか」を、暴落が来る前に考えておいてください。
暴落の真っ最中に冷静な判断はできません。事前に決めておくだけで、実際に下がったときの行動が変わります。
なお、外国株式のインデックスファンド(オルカンやS&P500)は、株価の暴落と円高が同時に来ると円ベースで最大1/3程度まで下がる可能性があります。株価が半分になり、さらに円高で目減りするケースです。「そこまで下がっても売らない」と腹を括れるかどうかが、リスク許容度の本質です。
リスク許容度の考え方は値動きに慣れるまでの体験談でも書いています。
③積立設定を「自動」にしておく
暴落中に手動で買い付けるのは精神的にかなりキツいです。
クレカ積立のように自動で毎月積立する仕組みにしておけば、暴落中も感情に左右されずに淡々と買い続けられます。これが最大の防御策です。
暴落中にやるべきこと
何もしない
身も蓋もないですが、これが正解です。
積立設定はそのまま。追加投資もしない。売りもしない。何もせず、いつも通り生活する。
私自身、アメリカの利上げが続いた時期にかなりのマイナスを抱えました。正直「このまま下がり続けたらどうしよう」と少し迷いました。でも「ここで売ったらインデックス投資の意味がない」と思い直し、結局何もしませんでした。結果的にそれが正解で、相場は回復しました。そのときの詳しい話はこちらに書いています。
証券口座を見る回数を減らす
毎日含み損の金額を確認していると、不安が大きくなるだけです。
積立設定が自動なら、口座を見る理由はありません。月1回の確認で十分です。
SNSやニュースと距離を置く
暴落時のSNSは「もう終わりだ」「全部売った」という投稿であふれます。ニュースも不安を煽るような見出しが増えます。
私も下落時にSNSやニュースを見て不安になった経験があります。自分は売らないと決めていても、「暴落で全部売った」「もう終わりだ」という投稿を見ると心が揺れます。
こういった情報に触れるほど、冷静な判断ができなくなります。投資系のSNSやニュースは、暴落中は意識的に見ないようにするのがおすすめです。
暴落中にやってはいけないこと
①狼狽売り(パニック売り)
一番やってはいけないのが、下がったから売ることです。
売った瞬間に含み損が実損に変わります。そして相場が回復したときに「売らなければよかった」と後悔するのが、投資初心者に最も多い失敗パターンです。
②積立を止める
「これ以上損を増やしたくない」と思って積立を止めるのも危険です。
暴落中の積立は、安い価格でたくさん買えるチャンスでもあります。ドルコスト平均法の効果が最も発揮されるのは、まさに暴落時です。ここで止めると、回復時の恩恵を受けられません。
③レバレッジ商品に手を出す
「暴落で安くなったからレバナスを買おう」「2倍3倍で取り返そう」という考えは非常に危険です。
レバレッジ商品は下落時の損失も倍になります。初心者が暴落時に手を出すべきものではありません。
過去の暴落と回復にかかった期間
S&P500の過去の主な暴落を振り返ります。
| 暴落 | 最大下落率 | 回復までの期間 |
|---|---|---|
| ITバブル崩壊(2000年) | 約-49% | 約7年 |
| リーマンショック(2008年) | 約-57% | 約5年半 |
| コロナショック(2020年) | 約-34% | 約5ヶ月 |
どんな大暴落でも、長期的には回復してきたのが歴史的事実です。リーマンショックの底で売った人は-57%の損失が確定しましたが、持ち続けた人はその後の上昇で大きなリターンを得ています。
もちろん過去の実績が未来を保証するわけではありません。でも「15年以上の長期投資でS&P500が元本割れしたケースはゼロ」というデータは、暴落時の心の支えになります。
インデックス投資の仕組みについてはこちらで詳しく解説しています。
暴落に備えるチェックリスト
暴落が来る前に、以下を確認しておいてください。
- 生活防衛費(生活費3〜6ヶ月分)は確保できているか
- 投資は余裕資金だけでやっているか
- 積立設定は自動(クレカ積立など)になっているか
- 「○%下がっても売らない」と自分の中で決めているか
- 暴落時に見るSNSアカウントやニュースを限定しているか
すべてにチェックが入っていれば、暴落が来ても大丈夫です。
まとめ:暴落は長期投資家にとっての「通過点」
| やること | やってはいけないこと |
|---|---|
| 何もしない(積立継続) | 狼狽売り |
| 口座を見る回数を減らす | 積立を止める |
| SNS・ニュースと距離を置く | レバレッジ商品に手を出す |
暴落は怖いです。でも、インデックス投資は暴落をすべて受け入れる代わりに、上昇もすべて取りに行く投資手法です。暴落を回避しようとした瞬間に、この仕組みは崩れます。
事前に準備をしておけば、暴落が来ても慌てません。暴落は「終わり」ではなく「通過点」。一番大事なのは市場に居続けることです。
まだNISAを始めていない方も、暴落への備えを理解した上で始めれば安心です。
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一緒に少しずつ学んでいきましょう!
※この記事は個人の体験談・感想です。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。