こんにちは、てどりんです。

NISAを始めようとしたとき、誰もが一度はこう思うはずです。

「で、月いくら積み立てればいいんだろう?」

「とりあえず月1万円」「なんとなく月3万円」——根拠なく金額を決めていませんか?

この記事では、自分のゴールから逆算して月の積立額を決める方法を、年齢別・目標別のシミュレーション表で解説します。

【ご注意】
この記事のシミュレーションは年利7%(S&P500の長期平均)で計算しています。将来の運用成果を保証するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。


まず「いくら必要か」を決める

積立額を決めるには、先にゴール(必要な目標額)を決める必要があります。

目標額が決まれば、あとは逆算するだけです。

目標額の考え方:25倍ルール

投資の世界でよく使われる目標額の計算式が「25倍ルール」です。

目標額 = 年間生活費 × 25

これは「4%ルール」(年4%ずつ取り崩せば資産が尽きない)の逆数です。詳しくはFIRE目標金額の計算方法をご覧ください。

月の生活費別に目標額を計算するとこうなります。

月の生活費 年間生活費 目標額(25倍)
月20万円 240万円 6,000万円
月30万円 360万円 9,000万円
月40万円 480万円 1億2,000万円

ゴール別の必要額まとめ

この記事では、以下の6パターンを対象にシミュレーションします。

ゴール 必要額 内容
老後資金 2,000万円 年金の不足分+インフレ・予備費考慮
サイドFIRE(月20万生活) 3,000万円 生活費の半分(月10万円)を投資収益で賄う
サイドFIRE(月30万生活) 4,500万円 生活費の半分(月15万円)を投資収益で賄う
FIRE(月20万生活) 6,000万円 生活費の全額を投資収益だけで賄う
FIRE(月30万生活) 9,000万円 生活費の全額を投資収益だけで賄う
FIRE(月40万生活) 1億2,000万円 生活費の全額を投資収益だけで賄う

老後資金2,000万円の根拠

2019年に話題になった「老後2,000万円問題」は、もともと夫婦世帯を想定した試算です。

総務省の家計調査(2024年)によると、単身高齢者の年金収入と支出の差は月約3万円。30年分を合計すると約1,080万円ですが、物価上昇(インフレ)や予備費を考慮すると単身でも2,000万円前後を目安にしておくと安心です。

会社員で厚生年金をもらえる人は不足額が少なくなる可能性もあります。あくまで目安として参考にしてください。

サイドFIREとは

サイドFIREとは「投資収益だけで生活費の一部(半分など)を賄い、残りは少ない労働収入で補う」という状態です。

完全FIRE(労働収入ゼロ)より低いハードルで達成できるため、現実的な目標として注目されています。私自身も、まずサイドFIREを中間目標に設定しています。


年齢別・目標額別シミュレーション

年利7%・NISA(非課税)で積み立てた場合の月積立額です。

  • 20代スタート:40年間積み立て
  • 30代スタート:30年間積み立て
  • 40代スタート:20年間積み立て
  • 50代スタート:15年間積み立て
ゴール 必要額 20代(40年) 30代(30年) 40代(20年) 50代(15年)
老後資金 2,000万円 約7,600円 約1.6万円 約3.8万円 約6.3万円
サイドFIRE(月20万) 3,000万円 約1.1万円 約2.5万円 約5.8万円 約9.5万円
サイドFIRE(月30万) 4,500万円 約1.7万円 約3.7万円 約8.6万円 約14.2万円
FIRE(月20万) 6,000万円 約2.3万円 約4.9万円 約11.5万円 約19万円
FIRE(月30万) 9,000万円 約3.4万円 約7.4万円 約17.3万円 約28.4万円
FIRE(月40万) 1億2,000万円 約4.6万円 約9.8万円 約23万円 約38万円

※年利7%(月複利)で計算。運用成果は保証されません。


表の読み方・ポイント解説

20代は「圧倒的に有利」

20代から老後資金を目指す場合、月わずか7,600円で2,000万円に届きます。

「早く始めることが最大の武器」とよく言われますが、この表を見ると実感できます。20代で月2.3万円積み立てると、40年後にFIRE(月20万生活)が可能です。

複利の力について詳しくはこちらをご覧ください。

30代は「今すぐ始めれば十分間に合う」

30代から始めると、老後資金(2,000万円)は月1.6万円で届きます。

月3〜5万円積み立てれば、サイドFIREも現実的な射程に入ります。

新NISAのつみたて投資枠は月10万円まで使えるので、30代なら積立枠はまだ余裕があります。

40代は「月10万円超が必要になるゴールも」

40代から始めると、月積立額が一気に増えます。

FIREを目指すなら月11.5万円以上が必要になるため、まずは老後資金2,000万円(月3.8万円)から確実に目指すのが現実的です。

50代は「老後資金から逆算して積み立てる」

50代で始める場合、老後資金2,000万円でも月6.3万円が必要です。

FIREではなく「公的年金の補完」として活用するイメージで取り組むと、ゴールが明確になります。


積立額を決める3ステップ

  1. 生活費のゴールを決める
    「老後は月20万円で暮らしたい」「サイドFIREで月30万円の生活を半分カバーしたい」など、具体的なイメージを持つ

  2. 上の表で月積立額を確認する
    自分の年代×ゴールの交点を見る

  3. 手取りの20〜30%を上限の目安にする
    無理な金額を設定すると続かない。生活防衛費を確保した上で、余剰資金の範囲で設定する


てどりん的な考え方

私は年間生活費の25倍をFIREの最終ゴールに設定しつつ、まずサイドFIREできる金額(生活費の半分を投資収益で賄える状態)を中間目標にしています。

「FIREまでの道のりは長い。でもサイドFIREなら現実的な射程に入る」という感覚で、無理のない金額を毎月コツコツ積み立てています。

大事なのは完璧な金額を最初から設定しようとしないこと。まず始めて、収入が増えたら積立額を増やす。それで十分です。

NISAの始め方は初心者向けNISA解説記事をご覧ください。


まとめ

  • 積立額は「ゴールから逆算」して決める
  • 25倍ルール:月の生活費 × 12 × 25 = 目標額
  • 老後資金は2,000万円が安全圏の目安
  • サイドFIREは完全FIREの半分の資産で達成できる
  • 20代スタートなら月1〜3万円でサイドFIRE〜FIRE(月20万生活)が射程に入る

「いくら積み立てればいいかわからない」は、ゴールが決まっていないから。まず自分のゴールを決めて、あとは表に当てはめるだけです。

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一緒に少しずつ学んでいきましょう!


てどりん
てどりんひとこと 「月いくら積み立てればいい?」は、ゴールを決めれば5秒で答えが出ます。まず自分のゴールを決めてみてください!

※この記事のシミュレーションは年利7%で計算しており、将来の運用成果を保証するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。