こんにちは、てどりんです。

あるクレジットカードを作ったとき、届いたカードの設定を見て驚きました。最初から、支払い方法が自動でリボ払いになっていたのです。

すぐに設定を解除したので、リボ払いで手数料を払ったことはありません。

「リボ払いはやめたほうがいい」「怖い」「人生が終わる」。そういう話は、前から聞いていました。

でも、実際にどれくらいやばいのかが分かったのは、投資を始めて、リターンの相場を知ってからです。

この記事では、投資の数字と並べて、リボ払いの本当の怖さを書きます。


リボ払いの手数料は、今は年18%が主流

まず、主なカード会社のリボ払いの手数料を調べました。

カード 手数料(年率) 最近の変更
JCB 18.00% 2026年10月に引き上げ(前は最大15.00%)
三井住友カード 18.0% 2026年3月31日以降に入会・設定した人(改定のお知らせ)
エポスカード 18.0% 2025年10月に引き上げ(前は15.0%)
イオンカード 18.0% 2025年10月11日の利用分から引き上げ(すでにある残高にも適用)
PayPayカード 18.0% —
楽天カード 17.64% プレミアム・ブラックは15.00%
セゾンカード 12.00〜18.00% カードによって違う
dカード 15.0% —

2026年10月時点。カード名を押すと、各社の公式ページが開きます。

この1年ほどで、エポス、イオン、三井住友、JCBが相次いで18%に引き上げました。「リボ払いは15%くらい」というのは、もう古い感覚です。


年18%は、投資の世界ではどれくらいの数字か

18%と聞いても、ピンとこないかもしれません。投資の数字と並べてみます。

年平均
S&P500(アメリカの代表的な株価指数、配当込み) 10.5%
リボ払いの手数料 18%
バークシャー・ハサウェイ(バフェットの会社)の株価 19.7%

S&P500とバークシャーは1965〜2025年の61年間の年平均。出典:Berkshire Hathaway「2025年 株主への手紙」

私もNISAで積み立てているS&P500は、61年間の平均で年10.5%でした。これでも、十分すごい数字です。

年18%を超える成績を何十年も続けた例として有名なのが、世界でいちばん有名な投資家、ウォーレン・バフェットの会社で、年19.7%です。投資のプロの多くは、長い期間で見るとS&P500にすら届きません(専門家の予想は当たるのかで書いています)。

つまり、年18%は、投資で出し続けるのがとても大変な数字です。

リボ払いをするということは、その「とても大変な数字」を、自分がカード会社に払う側に回るということです。投資の複利が自分の味方になるのとは逆に、複利の力が自分に向かってくる。私はこれを「逆複利」だと思っています。


72の法則でみると、18%は4年で倍

お金が倍になるまでの年数は、「72÷年率」でだいたい計算できます。これを72の法則といいます。

年率 倍になるまで
S&P500の10.5% 約7年
リボ払いの18% 約4年

リボ払いは毎月手数料を払っていくので、残高が勝手に4年で倍になるわけではありません。ただ、18%というのは、払わずに放っておけば4年で借金が倍になる速さだということです。


50万円をリボにすると、手数料はいくらか

実際の金額で見てみます。毎月決まった額を返していく場合です。

50万円をリボに 返し終わるまで 払う手数料
年15%・毎月1万円 6年7か月 約29万円
年18%・毎月1万円 7年10か月 約43万円
年18%・毎月2万円 2年8か月 約13万円

毎月の返済額に手数料を含む形で計算した筆者の概算です。実際の金額は、カード会社の計算方法や支払いコースによって変わります。

年18%で毎月1万円ずつ返すと、50万円の買い物に、手数料だけで約43万円かかります。払う合計は約93万円です。

しかも、15%から18%に上がっただけで、手数料は約29万円から約43万円に増えます。手数料の引き上げは、リボ払いを使っている人にとって大きな話です。


自動リボになっていないか、確かめる

私のように、カードを作った時点で自動リボになっていることがあります。ポイントのキャンペーンで「あとからリボ」や自動リボへの登録をすすめられることもあります。

確かめ方は、次のとおりです。

  • カード会社のアプリや会員サイトで、支払い方法の設定を見る(「リボ払い」「自動リボ」「支払いコース」などの項目)
  • 毎月の明細に、「リボ」や「手数料」の文字がないか見る
  • カードの種類によっては、リボ払い専用のカードもある。申し込むときの説明をよく読む

自動リボになっていたら、会員サイトなどから設定を解除できます。私もすぐに解除しました。


相場を知っていると、「月利○%」の話にも気づける

私がリボ払いの18%を怖いと感じたのは、投資で長く続けられるリターンの目安を知っていたからです。S&P500で年10.5%、バフェットの会社で年19.7%。この物差しがあると、ほかの数字のおかしさにも気づけます。

たとえば、SNSなどで見かける「月利○%」の投資話です。月利を年利に直すと、こうなります。

月利 年利に直すと(複利)
1% 約12.7%
3% 約42.6%
5% 約79.6%

月利3%なら年42.6%で、バフェットの会社の年19.7%の2倍以上です。もしそんな運用が本当にできるなら、世界一の投資家を大きく超えていることになります。まず疑ってかかるべき数字です。

金融庁も、「必ず儲かる」といった言葉で誘う投資話について、最初は配当が出て順調に見えても、あとでお金を引き出せなくなる例があると注意を呼びかけています。

出典:金融庁「“オイシイ投資話”にご注意!!!!」「詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!」

リボ払いの怖さも、うまい投資話の怪しさも、長期のリターンの相場を知っていれば気づける。投資を始めてよかったと思うことの一つです。


もしリボの残高があるなら

投資を始めるより先に、リボの残高を返すのがおすすめです。

年18%の手数料を払いながら、年10%前後の投資をしても、差し引きで損をします。リボの残高を返すことは、確実に年18%で運用するのと同じ効果があります。そんな投資先は、ほかにありません。

奨学金とNISAの順番を考えた記事でも、リボ払いやカードローンが残っているなら完済が先、と書きました。くわしくは、奨学金を返しながらNISAを始めていい?で書いています。


まとめ

  • リボ払いの手数料は、この1年ほどで年18%が主流になった(JCB・三井住友・エポス・イオン・PayPayカード)
  • 年18%は、S&P500の長期平均(年10.5%)を大きく上回る。バフェットの会社は年19.7%
  • 72の法則では、18%は約4年で倍になる速さ
  • 50万円を年18%・毎月1万円で返すと、手数料は約43万円
  • 長期リターンの相場を知っていれば、「月利3%(年42.6%)」のようなうまい投資話のおかしさにも気づける
  • カードを作ったら、自動リボになっていないか必ず確かめる
  • リボの残高があるなら、投資より先に返す

一緒に少しずつ学んでいきましょう!

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てどりん
てどりんひとこと 投資で年18%を出すのはとても大変なので、それをカード会社に払う側に回るリボ払いは本当に怖いと思います。

※この記事は個人の体験談・感想です。手数料率は2026年10月時点のもので、カードの種類や入会時期によって異なります。最新の条件は各カード会社の公式サイトでご確認ください。